【30代女性、アキレス腱周囲の痛み】が改善した症例

【30代女性、アキレス腱周囲の痛み】が改善した症例

来院動機

クラシックバレエの練習を週2回行っている。約半年前、練習中に右足首の後ろを痛めた。捻挫はしていなかったものの腫れが出現ししばらく痛みが続いた。練習を休むことで腫れは改善したが現在もつま先立ちや足首を伸ばす動作で痛みが残っていたため来院。

30代アキレス腱の痛み1

 

所見

・痛みは足首の後ろにあり特につま先立ちや足首を伸ばす動作で再現された。ふくらはぎの筋力には問題は認めなかったが足の親指を曲げる筋肉(長母趾屈筋)の筋力低下を認めた。超音波エコーで観察すると長母趾屈筋の動きが悪くなっていることを確認した。またアキレス腱の前方にあるクッションの役割をする組織(ケーラー脂肪体)の柔軟性が低下しておりふくらはぎの筋肉も緊張が見られる。

・受傷直後の炎症や腫れの影響で長母趾屈筋や周囲組織の滑走不全が起きその状態が続いたことでつま先立ちなどの動作で痛みが残っていると考えた。

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施術

・初回は、長母趾屈筋の動きを改善することを目的に超音波エコー下鍼施術を行った。

・2回目は、超音波エコーで動きの悪さを確認したケーラー脂肪体にも同様に超音波エコー下鍼施術を追加した。

経過

初回施術後、つま先立ちや足首を伸ばした時の痛みは改善傾向を認めたものの違和感は一部残存していた。2回目以降はケーラー脂肪体にもアプローチしたところ動作時の痛みはさらに軽減した。また、超音波エコーでも長母趾屈筋やケーラー脂肪体の動きが改善した。

考察

長母趾屈筋だけでなく、ケーラー脂肪体にも動きの低下が見られたためそれぞれに対して施術を行った。その結果、痛みだけでなく筋肉や組織の動きも改善したことから受傷後に生じた滑走障害が関与していたと考えている。