足関節(足首)痛

こんなお悩みはありませんか?

  • 足首が硬い
  • 捻挫がなかなか治らない
  • 過去の捻挫の後遺症で痛みがある
  • 走っていると痛みが出る
  • アキレス腱縫合術後のリハビリに鍼をしたい
  • アキレス腱が痛い

足関節(足首)痛の疾患

足関節(足首)痛を引き起こす原因は以下のようなものがあります。

捻挫

捻挫とは関節部分に起こった骨折や脱臼以外のケガを総称していいます。
骨の異常に関係なく、関節周囲の※1Fasciaなどに損傷をきたしたものをいいます。
靭帯が伸びたものを1度捻挫、靭帯の一部が切れたものを2度捻挫、靭帯が完全に切れたものを3度捻挫と定義しています。

・内反捻挫
足底を内側に向けてひねった時に起こります。
足関節捻挫の中で最も頻度が高く、前距腓靭帯を損傷することが多いです。
スポーツ中に相手選手の足に乗ってしまったり、段差を踏み外してしまったりして受傷することが多くあります。
足首1足首1-2
また損傷後、治療せずそのままにしておくと陳旧化し、関節に不安定性が残り、痛みが出現することがあります。足首2

・外反捻挫
足底を外側に向けてひねった時に起こります。
三角靭帯を損傷することが多いです。足首3 

変形性足関節症

足関節(脛骨・距骨間)における軟骨がすり減っている状態を変形性足関節症といいます。
陳旧性捻挫などによって関節の不安定性があった状態が続くと起こりますが、加齢や外傷、感染性関節炎などによって発症することもあります。
軟骨がすり減ると腫脹し、そこに負荷がかかると強い痛みが現れます。
内側に起こることが多く重症化すると手術の適応となります。
足首4

アキレス腱炎(断裂)

ランニングやジャンプ動作などによってアキレス腱にストレスが繰り返し掛かると微細損傷による瘢痕化や変性を起こし、炎症します。
足関節の不安定性や可動域制限、過回内があると伸張ストレスが掛かりやすく、一度の強いストレスで損傷すると断裂を起こします。
足首5

有痛性三角骨

三角骨は距骨後突起の後方に位置する過剰骨(通常存在しない骨)の一つです。
外果(外くるぶし)後方、アキレス腱前方に足関節底屈時に強い痛みを生じ同部位に圧痛が確認されます。
底屈によって踵骨と脛骨に挟まれることによって痛みが誘発されます。
足首6

足関節(足首)痛に対する当院での施術実例

症例1 主訴:足関節前面の痛み

来院動機:バレーボールをやっていて特にプレイ中に足関節の前面に痛みが出るため当院に来院。
当院での対応:足関節内反捻挫の既往があり、前距腓靭帯の弛緩(機能低下)があったため陳旧性足関節捻挫と判断。関節の機能を保つために前脛骨筋が過剰に働いていると考え、前脛骨筋内のFasciaの癒着部位に鍼で刺激を入れたところ症状は緩解(NRS-0)した。
足首2

症例2 主訴:捻挫後の腫脹と内出血

来院動機:数日前に内反捻挫をし、痛みはあるものの歩けるため病院にいかなかったが腫脹と内出血が下腿外側にまで広がっていき心配になり当院に来院。
当院での対応:問診をしたところ、内反捻挫の既往があった、さらに内反捻挫をしたことがわかり、腓骨筋群の過緊張によって血流障害がおこり腫脹が引かないと考えられたため長腓骨筋と短腓骨筋に鍼でアプローチした。
足首8
施術直後に変化は現れなかったが翌日来院時には腫脹、疼痛ともに軽減(NRS-3)された。