【30代男性、太ももの肉離れ】が改善した症例
来院動機
ランニング中に太もも裏へ急な痛みを感じた。当初は違和感であったが徐々に痛みが強くなり膝を曲げる動作や歩行時にも痛みを感じるようになったため来院した。過去にも同じ部位の肉離れを経験しており再発ではないかと不安を感じていた。
所見
・膝を曲げる動作で太ももの裏の付け根付近に痛みが出現した。患部を押すと痛みが再現され、筋肉の緊張も強く認められた。超音波エコー観察では太もも裏の筋肉(半腱様筋)周囲に炎症と血腫が確認された。
・太もも裏の筋損傷に伴う炎症反応と組織修復過程にあると考えた。

施術
初回は、炎症の早期鎮静を狙って微弱電流を流す物療を患部に行った。その後、患部の状態を確認しながら血腫周囲および臀部の緊張が強い部位へエコーガイド下鍼施術を行い周囲組織の緊張緩和と組織治癒促進を目的とした施術を行った。


経過
・初回施術後は痛みが10→7まで減少。
・2回目、痛みはかなり引いていたが膝屈曲や筋収縮をいれると痛みが誘発位される状態
・その後も施術を繰り返し、超音波エコー上でも血腫の縮小が確認された。最終的には痛みは消失し日常生活および運動時の支障も認めなくなった。
考察
ハムストリングの肉離れはランニングやダッシュなど筋肉が強く伸ばされながら力を発揮する場面で発生しやすいとされる。特に半腱様筋は股関節と膝関節をまたぐ筋肉であり走行中に大きな負荷がかかることが知られている。また、過去の肉離れ既往は再発の因子の一つとされている。今回は、超音波エコーで血腫の大きさや組織の回復状況を細かく追跡したため的確な施術ができ回復までのサポートを遂行できた。





