足の痛み

こんなお悩みはありませんか?

  • 運動中や寝起きに足の裏が痛くなる
  • 外反母趾が靴に擦れて痛い
  • 足先にしびれが出る
  • 足が疲れやすい
  • 疲労やむくみが溜まって重だるい

一つでも当てはまることがある方もご安心下さい。

当院ならそのお悩みを改善できます!

足の痛みを引き起こす主な疾患

足の痛みを引き起こす原因は以下のようなものがあります。

偏平足

偏平足とは裸足で立った時に土踏まずが落ち込んで地面についている状態をいいます。

専門用語でいうと、足底接地時に距骨が内転し、踵骨が異常に内側に倒れ込み足底アーチの落ち込みを作った状態で、足関節の過回内(オーバープロネーション)といいます。足1
偏平足である事自体に痛みは起こりませんが※1足底アーチの落ち込みを作り、様々な疾患の原因になることが多くあります。また足部のアライメント(骨配列)の崩れとそれによって起こる※2上行性運動連鎖によって下腿(スネ)、膝、股関節、骨盤へと全身の骨格異常も引き起こしそれぞれの部位の症状の原因となります。

足2

足底腱膜炎(足底筋膜炎)

足底腱膜(足底筋膜)とは踵から趾(足指)の付け根に付着する筋膜で足底アーチと共に足裏の衝撃を吸収する役割を持っています。
足3この足底腱膜(足底筋膜)が過剰な伸張ストレスを受け続け炎症を起こした状態を足底腱膜炎(足底筋膜炎)といいます。
運動中や運動後に疼くような痛みを感じ、朝起きた直後の一歩目に刺すような強い痛みを感じます。
多くは踵の内側辺りに痛みを感じ、圧痛があります。足4

偏平足になると足底アーチが落ち込み、足底筋膜に伸張ストレスが掛かり痛みを起こしやすくなります。

外反母趾(内反小趾)

外反母趾とは第一中足骨が内反し(内側に開き)、第一基節骨が外反した(小指側に閉じた)状態をいい、内反小趾はその反対で第五中足骨が外反し、第五基節骨が内反した状態です。
足5偏平足(過回内)になると足底アーチが落ち込み、足底全体が横に広がり(開帳足)、中足指節関節(中足骨と基節骨の関節)が内側に突出し外反母趾となります。

この突出した中足指節関節が靴などに擦れ炎症を起こすと痛みを起こします。

モートン病

第3-4足趾間に好発するしびれや痛みを伴う神経痛です。
偏平足(過回内)になると足底アーチが落ち込み、足底が開帳し、中足骨間をつないでいる深横中足靭帯が伸張されます。
深横中足靭帯が伸張されるとその下を走行する神経を圧迫し、症状を起こします。足6

有痛性外脛骨

外脛骨とは足の舟状骨の内側で後脛骨筋が付着する部分にできる※3過剰骨で、これに後脛骨筋の収縮による刺激や靴などと擦れる刺激が加わると痛みが起こることがありそれを有痛性外脛骨といいます。足7
偏平足(過回内)になると足底アーチが落ち込み、後脛骨筋を引っ張ってしまいさらに痛みを引き起こしやすくなります。

疲労骨折(Jones骨折)

通常骨折を起こさないような外力が繰り返し同じ部位にかかることで起こった骨折をいいます。
足部では中足骨に発症し、特に第三中足骨に好発します。
第五中足骨に起こった疲労骨折をJones骨折といい、難治性の疲労骨折といわれています。足8偏平足(過回内)になると足底アーチが落ち込み、衝撃吸収ができなくなり運動時に中足骨へのストレスが強くなり、疲労骨折を引き起こしやすくなります。

足の痛みに対する当院での施術実例

症例1 主訴:足の内側の痛み

医療機関での診断:有痛性外脛骨
来院動機:病院で有痛性外脛骨といわれたが安静にする以外特に治療はしておらず、どうにかならないかと当院に来院。
当院での対応:舟状骨内側に局在性の顕著な圧痛があったが足関節の過回内があり足底アーチの落ち込みが見られたため、後脛骨筋に鍼で刺激を入れたところ痛みが消失(NRS-0)した。足9

症例2 主訴:足底の痛み

来院動機:朝に痛みが出てその後良くなるため病院にも行っておらず、痛みが強くなってきたため当院に来院。
当院での対応:足底腱膜の踵骨付着部に圧痛があり、足関節の過回内もあったため足底腱膜炎が疑われた。
まずは手技による施術を希望されたので下肢を中心に手技にてアプローチしたところ、施術後に変化は実感できなかった。
次の日の朝痛みは軽快(NRS-2)を実感し、同様の施術を数回繰り返したところ痛みは消失(NRS-0)した。

※1足底アーチ 足底にある内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチのことを指す。この3本のアーチが三角形のドームを形成し、衝撃吸収などに携わる。
※2上行性運動連鎖 足部のアライメント(骨配列)が崩れることによって起こる足部より上部に位置する部位へ連鎖していくアライメントの崩れ。
※3過剰骨 多くの人が持っていない過剰な骨。