40代女性、頭痛が改善した症例
来院動機
1週間前から後頭部を中心とした頭痛が出現し徐々に痛みが強くなったため来院した。元々、片頭痛や緊張性頭痛の既往がありそれぞれの頭痛の特徴は本人も把握していたが今回はいつもの頭痛とは違い後頭部~目の奥や肩など広範囲にかけて症状が出現していた。日常生活にも支障をきたしている。

所見
・後頭部の深い筋肉(後頭下筋群)を圧迫すると、普段感じている頭痛に似た痛みが再現された。超音波エコーガイド下で大後頭神経周囲組織の滑走性低下を確認した。また、肩の僧帽筋の緊張も強く首・後頭部への負担に関与している可能性があると考えた。
・後頭部周囲を走行する神経は首の筋肉の間を通過しており緊張が強くなることで神経刺激が加わり頭痛に繋がる可能性があると考えた。


施術
首から後頭部にかけて筋緊張を緩和する目的で、後頭下筋群に対し徒手療法を実施した。更に大後頭神経周囲に対、エコー下鍼施術を行った。


経過
・施術直後から、頭痛が改善した。
・2回目来院時には頭痛は消失しており日常生活への支障も改善していた。また首から後頭部にかけての筋緊張も初回と比較して軽減していた。
考察
大後頭神経や後頭下筋群(主に下頭斜筋)へのアプローチによって短期間で症状改善を得られたことから後頭下筋群の筋緊張によって大後頭神経への刺激が頭痛に関与していたと考えられる。また長時間の同一姿勢や日常生活での首周囲への負担によって筋肉の緊張状態が持続していたと考えている。





