【40代男性、偏頭痛】が改善した症例

【40代男性、偏頭痛】が改善した症例

来院動機

自営業の為、休みを取っておらず1ヶ月程働き詰めの生活を過ごし、ここ数日、左側頭部に痛みが出始め、頭が揺れたりすると痛みが増強し吐き気を催す。ロキソニン(鎮痛薬)を飲んだが効果がなかった為、来院。

所見

来院2日前に脳神経外科を受診したが、脳には異常なし。肩凝りからくる頭痛と診断された。

毎日朝から夜遅くまでパソコン作業を座ってしている事から背部を丸くし、頭部が前に落ち込む姿勢不良をきたしている。

視野障害(見える範囲が欠けていたり狭い障害)や感覚障害、手足の痺れはなし。後頭下筋群(頭の後ろの筋肉)、側頭筋、僧帽筋上部繊維に圧痛あり。

偏頭痛1

施術

頸部から背部までの筋緊張が強い為、緊張緩和を目的とした超音波エコーガイド下鍼施術を行う。

初回は下頭斜筋、僧帽筋に低周波鍼通電を行い、筋の血流改善やfascia(筋膜、神経膜など)の滑走改善を図る。

その後、手技にて丁寧に頭部から背部(特に下頭斜筋、頭半棘筋、頭板状筋、僧帽筋、肩甲挙筋)を施術。

2回目は僧帽筋と肩甲挙筋へ低周波鍼通電を行う。

その後、ストレッチ等ののやり方や、姿勢の取り方など日常生活での過ごし方を指導。

偏頭痛B2

偏頭痛3

経過

初回:施術後、頭や目周辺がスッキリし、痛みが緩和し改善が見られた。また症状が落ち着いている時に集中して施術を行うと持続効果も高いところから、最低でも1週間以内に再来院を勧めた。

2回目:3日後に来院し、症状が悪化することはなく、痛みもなかった。前回と同様、筋緊張緩和を目的とした施術を遂行。

考察

下頭斜筋、側頭筋、僧帽筋の筋緊張からくる偏頭痛と考え、筋緊張緩和を図る施術をメインに行い改善が見られた。