【40代女性、後頭神経痛(頭痛)】が改善した症例

【40代女性、後頭神経痛(頭痛)】が改善した症例

来院動機

3日前から左の頭頂部に数分おきにおきる頭痛が出現。痛みは一瞬で頭頂部がズキンとする。寝ているときも痛みで目が覚めてしまう。痛みの感覚が狭くなってきているとのこと。痛みはNSAIDs(鎮痛薬)を飲むとおさまる。

所見

吐き気やめまいなし。

視野障害や手足のしびれ無し。

血管拍動性ではない。

動作で痛みがでる。

後頭下筋群に圧痛あり。

仕事はPC作業。

超音波エコーで観察したところ半棘筋と下頭斜筋の間の大後頭神経部分にfasciaの重積を確認。大後頭神経

PC作業により後頚部の血行不良をおこし、大後頭神経と筋膜とで癒着を起こしたことによる大後頭神経痛と考える。

施術部位

鍼には抵抗があるとのことで手技にて対応。頸部、肩部の血行改善を目的に頚部の圧痛部を中心に肩背部等、全身を丁寧にアプローチ。

その後、大後頭神経の癒着部位を入念にアプローチする。

経過

初回:翌日には痛みの感覚が数十分に一度になる。朝夕飲んでいた鎮痛薬を飲まずに済むようになる。

2回目:来院時には痛みはなくなり違和感が残る。2度目の施術後には違和感も消失する。

考察

一般的によく遭遇する緊張型頭痛や片頭痛の特徴には当てはまらず。

動きに伴う一瞬の痛みと大後頭神経末梢部である頭頂部の痛みなど特徴的な所見から大後頭神経痛を疑った。

発症から日が浅く、癒着の度合いが軽い場合は手技のみでも結果がすぐに出る場合もある。癒着の度合いが強い場合は鍼も併用する。

解剖

大後頭神経の癒着の好発部位は後頭下筋群と半棘筋との筋膜間や後頭部で半棘筋、僧帽筋を貫いて皮下に出てくるところで多い。

大後頭神経